昨日は、若手社員たちとゴルフコンペに行き、その後は居酒屋での食事会。
うちの会社は異動が多く、あの支店は大変だとか、あの上司はキツいとか――いかにも“会社員らしい”話題で盛り上がった。
普段は他支店のメンバーと話すことも少ないから、こういう時間は貴重だ。
そんな中、とある1年後輩の発言が、心に残った。
本文
「俺、将来この会社の社長になります。」
昨年入社した彼は、今や支店の中でも頭ひとつ抜けた存在。
仕事もできて表彰もされ、年収も自分を超えていた。
同じ支店で働いていることが、正直嬉しくもあり、誇らしくもある。
でも、その成長スピードに焦らなかったと言えば嘘になる。
僕はというと、昨年・一昨年で12ヶ月の育児休業を取得した。
それは人生でもかけがえのない時間だったけれど、年収で言えば確実に後輩に差をつけられた。
100万〜200万円くらいの差はあると思う。
「惜しかったかな」と思う気持ちはある。
でも、“悔しさ”ではなかった。
育休中、僕は投資を始め、ブログを立ち上げ、今はFPの勉強をしている。
家族との時間を大切にしながら、自分自身のスキルや未来に向けた準備もしてきた。
だから、年収や表彰といった“目に見える成果”が今すぐになくても、
「大丈夫」と思える心の余裕がある。
その余裕は、たぶん“何もしていなかったら”生まれてこなかった。
ただSNSを見てるだけの時間。
それが「学びの時間」に変わるだけで、視点が変わる。
将来への不安が、少しずつ「準備中の手応え」に変わっていく。
そして何より――
僕には家族がいる。
2人の子どもを育て、守るという役割がある。
それだけは、他の何よりも大切なことだ。
誰かと比べたら、自分の歩みは遅いかもしれない。
でも、守るべきものがあるからこそ選んだ道で、今の自分に後悔はない。
まとめ
会社での評価や年収だけが、キャリアの全てじゃない。
自分のペースで、自分の人生を生きることも立派な選択だ。
将来のために準備をしている“今”も、
家族と過ごす“今日”も、
僕にとってはかけがえのない財産だ。
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