妻は口座を増やし、新入社員は口座を減らした。― お金が貯まる人と貯まらない人の決定的な違い ―

目次

はじめに

お金に真面目に向き合う人ほど、
結果が出るまでに時間がかかる。

節約も努力もしているのに、なぜか貯まらない人。
一方で、まだ年収も少ないのに、あっという間に資産を積み上げる人。

どちらも「頑張っている」のに、なぜこんな差が出るのか。
その理由を、たいきパパは目の前の2人から学んだ。


妻のケース:努力で回す“多口座主義”

うちの妻は、行動力の人だ。
せどりを始め、スマホひとつで経理も発送もこなす。
支出はExcelで打ち込み、レシートをスキャンして夜な夜な整理している。

けれど、その画面の向こうで、いつも少し眉が寄っている。
なぜなら、口座が多すぎるのだ。

給料口座、カード口座、ポイント口座、フリマ用口座、貯金口座……。
どれも必要そうで、実は流れが複雑。
「どの口座にいくらあるのか」さえ、瞬時には思い出せない。

頑張っているのに、お金が休まる場所がない。
その姿はまるで、仕分けの山に囲まれた事務員のようだった。

でも彼女は、その環境で確かに“結果”を出している。
地道さという強さがある。
だからこそ、たいきパパは思う。

努力で回すお金は、尊い。
けれど、仕組みで回すお金は、強い。


新入社員のケース:仕組みで回す“整理主義”

今年入社した新入社員。
お金の話が好きで、学ぶ姿勢が真っ直ぐ。
たいきパパが教えた「リベシティの宿題リスト」を、一つずつ実践していくタイプだ。

最初につまずいたのは、パソコンを買うこと。
「スマホでなんとかなりますよ」と言っていた彼に、たいきパパは言った。

「効率が違う。素直に聞け。」

すると彼は、その日のうちにパソコンを買った。
そして、口座を整理し、マネーフォワードを連携した。

  • 給与口座
  • 生活費口座
  • 投資口座

この3つに絞り、資金の流れを見える化。
数字が自動で並んだ瞬間、彼の表情が変わった。

「あ、こうやってお金って流れていくんですね。」

彼は社会人1年目にして、**“お金の流れを整えることの快感”**を知ったのだ。


妻と新入社員、その違いは「量」ではなく「流れ」

どちらも努力家だ。
でも、資産が増える速度は違う。

観点新入社員
管理方法スマホExcelで手動マネフォで自動
口座数多い少ない
お金の流れ感覚で把握データで把握
投資まだNISA準備中
メンタル努力で消耗仕組みで安定

お金は、流れが整っている人のところに集まる。
流れを乱しているのは、収入の少なさではなく情報の渋滞だ。


整理できる人は、思考も整っている

口座を整理するというのは、
実は「自分の人生の優先順位」を整理しているのと同じ。

  • 何のための口座か
  • そこに置く理由はあるのか
  • もっとシンプルにできないか

この問いを繰り返すうちに、
自分の「お金の哲学」が見えてくる。

妻は“現状を守る強さ”を持っている。
新入社員は“未来を設計する力”を持っている。

どちらも正しい。
でも、資産形成において大切なのは――整える力だ。

頑張るよりも、流れを作る。
これがお金との正しい付き合い方。


🏔️ 小金持ち山の登山口に、今、立ったのだ。

たいきパパがNISAを始めたのは2年前。
遅かったとは思っていない。
でも、彼は社会人1年目で気づいた。

貯金だけでは未来を守れないこと。
“わからない”を放置することが、一番の損失だということ。
そして、お金の勉強は「お金のため」ではなく、
**「人生の自由を増やすため」**だということに。

パソコンを買い、口座を整理し、マネーフォワードを連携した。
小さな一歩のようで、実は人生最大の分岐点。

小金持ち山の登山口に、今、立ったのだ。

ここからは、地図のない登山。
勉強も、投資も、仕事も、全部が登り道。
だけど、方向さえ間違えなければ、必ず景色は見える。

たいきパパは、ほんの少し先を歩いている。
そして今、振り返ると、同じ道を登り始めた若者がいる。

「ああ、もう心配いらんな。」

登山口に立てる人は少ない。
でも、一度立てば、あとは登るだけだ。
時間という名の味方を連れて。


結論

お金は、整ったところにしか集まらない。
行動力のある人も、根性のある人も、最後に勝つのは流れを整えた人

妻の努力は尊い。
新入社員の整理は正しい。

そしてたいきパパは知っている。
努力と仕組みの両方を経験した人間こそが、
真に“豊かな人”になるということを。


🪙 たいきパパのひとこと

お金を増やす力より、
お金を整える力こそ、人生を豊かにする。

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