「あかん、子どもできた!車買わな!」
──その言葉、僕もかつて口にしました。
でも、いざ2人の子どもを育てて気づいたんです。
「ほんまに必要やった?」って。
うちは今も軽。
だけど、困ったことは一度もありません。
今回はFP目線で、
「感情で車を買うリスク」と「スライドドア信仰の落とし穴」を、
実体験と最新の検証動画を交えて話します。
子どもは車を買う理由にはならない
「家族が増えるし」「荷物も多いし」「安全のために」──。
その言葉、聞こえは優しいけれど、
FP的に見ると“家計を圧迫する魔法の呪文”です。
多くの人が「子ども=車が必要」と思い込んでいますが、
実際の生活を見直せば、今の車で十分な家庭がほとんど。
うちは2人の子どもを軽で送迎も買い物も旅行もこなしています。
スライドドアもなし。でも全く困っていません。
つまり、「必要」ではなく「思い込み」で買ってしまう人が多いのです。
冷静に見よう。車は“固定費のかたまり”
- 自動車税
- 保険料
- 車検・メンテ費
- 駐車場代
- ガソリン代
- ローン金利
子育て期は、出費が爆発的に増えるタイミング。
そこに新たなローンを組むのは、かなりのリスクです。
「家族のため」と思っても、
実際には“家計を圧迫する固定費”を増やすだけ。
FP目線で言えば、車は「生活必需品」ではなく、
“選択の贅沢品”です。
本当に必要か、数字で見直す習慣を。
スライドドア神話を疑え
「2人目できたらスライドドアじゃないと!」
──その言葉も、よく聞きます。
でも、ちょっと待ってください。
スライドドアって、ドアがスライドするだけよ。
たしかに便利。
でも、あれは“魔法のドア”じゃありません。
開け閉めが横になるだけで、
車体価格は上がり、重量も増えて燃費も落ちる。
「便利そう」というイメージに、数十万円払う価値はありますか?
必要なのは“ドアが横に動く機能”ではなく、
“家計にゆとりを残す選択”です。
スライドドアにかける本体金額を、
家計にスライドしてください。
その数十万円で、教育資金が1年分積み立てられます。
それが本当の「家族のための選択」です。
スライドドア=安全の思い込みが一番危険
「スライドドアは安全」──本当にそうでしょうか?
YouTubeの注意喚起動画
『スライドドアの思いもよらぬ危険性』では、
スライドドアに指を挟み骨折したお子さんの実例が紹介されています。
驚くことに、「挟み込み防止機能」がついていても、
指のような細い部位には反応しなかったそうです。
ヴォクシー、シエンタ、N-BOX、フリード、ステップワゴン──
複数車種で検証された結果、
“体や腕レベルの太さ”でないと反応しない構造でした。
つまり、「安全そうに見える」ことが、
一番の油断になり得るのです。
我が家も、子どもがドアを閉めるときはこう教えています。
「膝はおてて!」
──ドアの近くに手を置かない合図です。
小さな習慣で、大きな事故は防げます。
便利さの裏にあるリスクを知ること。
それが、本当の意味で「家族を守る」ことです。
まとめ:感情ではなく、数字と知識で守る
「子どもができたから車を買う」ではなく、
「今の生活で足りなくなったら買う」。
「安全そうだからスライドドア」ではなく、
「仕組みを理解して安全に使う」。
家族を守るのは、新しい車じゃありません。
冷静な判断と、小さな知識です。
ドアが動くより、お金が動くほうが価値がある。
そして、親の判断ひとつで、未来の安心はスライドできます。
今日もエンジンをかける前に、考えてみてください。
「この車、本当に今必要?」
たいきぱぱの一言
うちは2人とも軽で育てました。
広さより、笑顔と余裕があればそれで十分です😊



コメント