はじめに:夢のアンパンマン旅、実際どうだった?
「アンパンマン電車にのりた〜い!」
YouTubeで娘が夢中になっていた『アンパンマン電車チャンネル』。 気がつけば100回以上再生していて、これはもう…連れて行ってあげるしかないなと。 そんな想いから始まった、“親バカ全開”のアンパンマン旅レポです。 そんな夢のような計画を、2歳の長女と0歳の次女を連れて実行しました。この記事では、
- 岡山駅からの移動ルート
- アンパンマン列車の実際の様子
- やなせたかし記念館の見どころ
- 子連れで注意すべきポイント
を、リアルにまとめました。
ルートと移動の流れ(写真:マリンライナー車内・アンパンマン列車外観)
- 岡山駅 → マリンライナー → 宇多津駅(約40分)
- 宇多津駅 → 南風アンパンマン列車 → 土佐山田駅(約1時間40分)
- 土佐山田駅 → アンパンマンバス(約30分) → 美良布(徒歩5分で記念館)


アンパンマン列車のリアル
公式動画では広く見えるけど、実際はけっこう狭い!
注意点:
- ベビーカーは畳まないとかなり苦労する。通路でガンガン当たってる人も。
- 乗車時間が意外と長く、1時間超えも普通。静かに過ごす工夫が必要。
- 指定席は横並びだと話しづらい。2席×2列で縦に取るのが◎。
- 実際に我が家は横3席を指定しましたが、もう1席に別の家族が座っていて、 「こんにちは…すみません…」みたいな微妙な空気に。
- 正直、アンパンマン列車だからって“子育てに優しい広さ”はありません。普通の特急とほぼ同じです。
- 家族4人で確実に席を確保するには、4席まるっと指定するのが鉄則。
「お金をケチったら、相席不可避」これはガチ。
アンパンマン弁当の罠
「せっかくだしアンパンマン弁当食べたい!」と思ったあなた。 ちょっと待った!
リアルな注意点:
- 車内販売はなし。完全予約制。受け取り駅でダッシュ必須。
- 我が家は今回は見送り。というのも、まだ子どもが食べムラの時期だったので、 「せっかく買ったのに食べなかったら…」という不安もあって、 確実に食べるおにぎりやおやつを持参しました。
- でも、受け取ってる人は大変そうでした。 琴平駅では停車時間が短くて、パパがひとりでホームにダッシュしてる家族も。 無事に戻ってきたときには、弁当が“戦利品”みたいに見えました(笑)
可愛い弁当=親の覚悟も必要です。
土佐山田駅→アンパンマンバス
土佐山田駅での記念撮影…できると思った?

現実:
- アンパンマンバスの発車時間が迫っていて、記念撮影の余裕なし!
- 子連れはおむつ替えや水分補給の時間もなく、全員がバタバタ状態。
- バスは記念館直行なので、ほぼそのためだけに存在する感じ。
バスの車内では、我が家と同じように小さな子どもを連れた家族がたくさん。
そしてこの年代の子に共通する“最大の誘惑”がひとつ。
子:「つぎ、とまります」ボタンを押したい。
親:「絶対に押させない。」
みんな内心ヒヤヒヤしながら、 「押したい…でも押すな…」という無言の攻防戦が繰り広げられていました。
実際に押してしまった子もいて、親御さんが「すみませんすみません」と 車内で誤っている場面も(笑)
ちなみにこのバス、美良布(やなせたかし記念館のある町)が終点なので、 ボタンに意味はありません。
「駅でゆっくり」なんて、公式動画の幻想です。
やなせたかし記念館
- 地下のアンパンマンワールドはジオラマ好きにはたまらない。
- 子どもたちはミニチュアの世界に夢中。 特に地下の「アンパンマンワールド(ジオラマ)」はまるで動く絵本のよう。 キャラクターがちょこちょこ動いたり、電車が走ったりするたびに、 「あ!あ!アンパンマンいた〜!」と大興奮でした。
- 一方で、やなせたかしさんの詩や絵に、大人がしんみり。
「正義とは何か」を考えさせられた。子どもだけの場所じゃない。

スタンプラリーの現実
- 駅に設置されているスタンプラリー、親だけが必死(笑)
- 子どもは興味ゼロ、親は時間と戦うスタンプ押し地獄
- 下車→ダッシュ→スタンプ→戻る、のミッション状態

「自己満足でしかない。でも押したい。そんな矛盾」

高知駅は断念。その理由
帰りは、行きと同じルートをそのまま逆戻り。 岡山駅までの電車内では、家族全員ほぼ爆睡状態。 子どもたちはジオラマとアンパンマン列車で全力を出し切り、 大人もやりきった感でぐったり(笑)
「またいつか、もう少し大きくなったら来たいね」 そんな会話が自然と出るような、温かい旅の締めくくりでした。
- 公式動画では記念館のあと高知駅まで行ってたけど…
- 現実は、子どもたちの体力・帰りの乗り継ぎ時間を考慮するとリスクが高い
- 帰りが遅れると地獄になるので、今回は断念
無理に詰め込むより「余白を残す旅」が正解
おわりに:行ってよかった。でも事前準備が命
やなせたかし記念館&アンパンマン列車の旅は、親にとっても子にとっても忘れられない思い出になりました。
けれど「行ってからなんとかなる」ではなく、 事前に予約・ルート・席・弁当・子どもの体調などを徹底的に計画することが、成功のカギです。
「夢の旅」には、現実の段取りが必要。

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