なぜ「家」を買ってはいけないのか?
たぬきちに学ぶ、資産形成を遠ざける罠
この記事は、「どうぶつの森で学ぶ投資のはなし」の続編です。
前回の記事を読んだうちの妻に「で、なんで家買っちゃダメなの?」と言われたことがきっかけで書いています。
家を買うかどうか、という話に見えて、その奥にある“未来のお金の選び方”を一緒に考えてみませんか。
たぬきち、家くれるってよ(※ローン付き)
そう、あのセリフ。「おめでとうございます!で、ローンは198,000ベルです」──いきなり始まる住宅ローン生活。契約書もない。説明もない。それでも返さないと島で生きていけない。
だけど、あの島に疑問を感じたことはありませんか?
どうぶつの森に”賃貸”はない
住民はみんな持ち家。賃貸制度など影も形もありません。もし賃貸があったら?
- 引っ越し自由
- ローン不要
- 修繕費なし
現実世界でも、賃貸=柔軟性の象徴。身軽さ=資産形成における最大の武器です。
金利ゼロ・税金ゼロのファンタジー
どう森では金利も固定資産税も、外壁塗装も必要なし。だけど現実は?
- 住宅ローン金利:1〜2%
- 固定資産税:年10〜20万円
- 外壁塗装:10〜15年ごとに200万円
完済しても終わらない。住宅とは維持費の塊なのです。
どう森には、育児が存在しない
どうぶつの森には結婚も出産もありません。つまり教育費も進学費もゼロ。
でも現実は違う。
- 保育園〜大学:合計1000万〜2000万円
- 習い事、スマホ、部活動…
子どもを育てるにはお金が必要です。たぬきちに増築費を払ってる場合じゃないんです。
金融資産脳5歳の貴女へ──子育て世代にこそ読んでほしい「未来のお金」の話もぜひ。
+3万円で家? いや、積立しよう
「今の家賃5万円だから+3万円でマイホームいける!」という思考、よく聞きます。
その3万円、35年間ずっと払える前提ですか?
シミュレーション:オルカン積立35年
月3万円 × 35年 × 年利7%で積み立てたら…
→ 約5,400万円になります。
たぬきちローンを断るだけで、日本の金融資産上位6%に到達できる未来があったんです。
ボーナス月の+20万円?成長投資枠へGO
ボーナス月に20万円をローン返済へ?いや、それ、NISAの成長投資枠でしょ。
年240万円の枠をフル活用する絶好のチャンス。銀行ではなく、未来の自分に投資しませんか?
“The best investment you can make is in yourself.”
「最高の投資先は、自分自身だ」
― Warren Buffett
もう一度言います。家なんて、買わなくていい。
たぬきちの呪いから抜けて、自分の人生を選べるようになろう。
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