はじめに
「1億2000万円かけて建てた夢の注文住宅に、次々と不具合が…」 そんな信じがたい出来事が、大手ハウスメーカー・住友林業で実際に起こってしまいました。
FRIDAYデジタルの報道によれば、高額住宅であるにも関わらず、施工不良・断熱材のミス・雨漏り・床の傾きといった欠陥が多数見つかったとのこと。
“ブランドだから安心”は、もう過去の常識なのかもしれません。
この事件をきっかけに、僕たちが「家を買う意味」を改めて考え直すべき時期に来ているのではないでしょうか?
1. 住友林業で発覚した“高級欠陥住宅”の実態
報道によれば、問題となったのは約1億2000万円の注文住宅。
引き渡し後、以下のような欠陥が次々と発覚しました。
- 雨漏り
- 床の傾き
- 壁の不陸(平らでない)
- ドアの開閉不良
- 断熱材の施工ミス
- 外構工事のズレ
住友林業は「適切に対応中」としていますが、施主の不信感は拭えず、「欠陥が出てきては直し、また別の問題が出てくる」という状況に。
2. 大手ハウスメーカーでも安心できない理由
そもそも、大手ハウスメーカーで契約しても、実際の施工は地元の下請け業者が行います。
「住友林業と契約したから安心」ではなく、結局は“誰が現場で手を動かすか”がすべて。
ブランドやカタログの魅力に惹かれて契約しても、実際の仕上がりに満足できるとは限りません。
3. リセールバリューはゼロに等しい
1億2000万円かけて建てた家でも、欠陥住宅になってしまったらリセールは絶望的。
仮に土地代が含まれていたとしても、建物自体の価値は大きく下がります。
正直、半額どころか“負動産”扱いになることすらあります。庶民感覚からすると、これはもう「ないよね……」という話。
4. 法隆寺は誰が建てた?「聖徳太子じゃない、大工さん」
よく考えてみてください。 法隆寺を建てたのは誰でしょう? 聖徳太子?
違います。実際に柱を立て、木を削り、釘を打ったのは地元の大工さんです。
歴史に残る建築になるかどうかは別として、あなたが今建てようとしている家が「欠陥住宅」になったら、ただの負債です。
5. 工務店でよくない?実はそれが最も賢い選択かも
丁寧な施工をしてくれる信頼できる工務店が近くにあるなら、そこに直接依頼する方が断然いい。
- 目の届く距離感
- 現場の透明性
- 顔が見える信頼感
ブランドよりも、“誰が建てるか”を見極めるほうがよほど大事です。
6. いま家を買う必要ある?いまは“資産形成期”だよね
よくある「賃貸 vs 持ち家」論争にはあえて踏み込みません。
でも、いまこの瞬間に思うのは──
**「今は賃貸でいい」**ということ。
理由はシンプル。
- 今は資産形成の時期であり、ローンを背負うフェーズではない
- 家に縛られず、身軽な方が柔軟に動ける
- 老後にお金があれば、好きな土地で現金一括で買える
つまり、“今は育てる時期”。買うのは、あとでも遅くない。
7. ▼ わが家の資産形成、公開してます
👉 児童手当×つみたてNISAで教育資金を準備!我が家の戦略を公開
👉 完璧じゃなくていい。80点で歩む保育園2年目と家庭のお金の話
“Price is what you pay. Value is what you get.” ― Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)
高く払ったからといって、それが価値ある買い物とは限らない。欠陥住宅を掴まされては、ただの高い授業料だ。だからこそ、“誰が建てるか”を見極めよう。
コメント